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2006.08.15

読書記録 

「さよなら エルマおばあさん」 大塚敦子

アメリカの大草原時代を生きたエルマおばあさん。
娘家族と暮らしていたけれど、血液の癌にかかり余命いくばくもないことを医師から宣告される。
病院(延命)ではなく自宅で永遠の眠りにつくことを希望し、それを見守る家族と一匹の猫の一年間を記録した写真集。

随分前に本屋で見かけて「今度買おう」と思っていたらそれっきり出会わなくなってしまった。
先日、祖母のこともあり、色々探していたのだけど中々見つからない。
覚えているのは穏やかなおばあさんの顔と切ない猫の表情(T_T)
本屋じゃ聞けないし図書館の写真集コーナーにもない・・・・うーん
と、ネットの波におぼれそうになっていた時訪れた猫サイトの猫本紹介で見つけたときの嬉しさっさたら~。

取り寄せて、落ち着いて見る。
日本では「病院での死」が当たり前のようになっている。
自分が「その時」を迎えるときはどうなのだろうか。
子供もおらず、夫は先に行っているだろう。
残った親戚に迷惑をかけない
というなら、病院か施設で「その時」を迎えるのだろう。
「その時」のために暖かさを分けてくれるペットも何年も何十年も諦めているだろう。

この本を見ていると「老いて自分の好きなものの中で死んでいくこと」はとても素晴らしい、と思える。

私の「理想の死」がこの本の中にある。


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