「週刊現代」買ってみた
週刊現代 9月16日号
坂東眞砂子「『子猫殺し』騒動、私の反論」
が載っていたので、大枚350円出して(かなり悔しいが)購入。
(興味のある方は→有料
→無料←他のエッセイや経過なども載ってます)
私は、「一部抜粋」しての記事とか論評について物言うのはおかしいと思うので、ご本人がちゃんと書かれて全文掲載されるのを待っていたので、買いましたわ。生まれて初めて「週刊現代」。なので、出来るだけ↑で読んでくださいね。
ご本人も「前提部分を省略したり、刺激的な部分を選択して引用掲載している」と文句言われてますので。
これを買ってから、何度も読み返してみたけれど
「まわりが煩いから書いただけ」に見てしまうのは、私が最初からそういう風に見ているのでしょうか?
日本牛・豚・鶏の家畜の処理数、タヒチにおける食犬、人間の中絶問題まで、幅広く試論を展開されていますが・・・
「アナタ、猫を食べるために処分したんじゃないでしょ?」
また、タヒチの中でもおおっぴらに話されなくても子犬や子猫は棄てられていると反論
「でも、アナタ、日本経済新聞をとおして全世界に叫んだじゃないですか?」
ペットブームに警鐘を鳴らした、と書いてあるけれど
「ペットは飼い主が喜ぶことが仕事なのだから、服を着せようがペットカフェに連れて行こうが、社会のルールから逸脱しなければいいんじゃない?警鐘を鳴らす事と子犬や子猫を殺すことは別問題」
私が女だから、こんな騒ぎになっている。男の作家だったら違っている
「そんなに事はない。けれど、作家という人気商売のダメージを考えたら、自分から進んで発表はしないでしょう」
としか言えません・・・・。
他にも色々ツッコミを入れたくなるんですが・・・・。
世の中には「他人が幸せに見えて仕方がない」という性格の人が居て
「いいねぇ、楽しそうで。悩みなんかないでしょ」
と言う人。
私はよく「悩みがない人種の代表」みたいに取られて言われます。
でも、よくよく話をすると、どう考えても問題を抱えてる量も質も私の方がキツイ事がある。
(そりゃ、相手がどこまで本当のことを言っているのか判らないけれど)
この人の文章を読んでいると、そういう人と話をしている時の気分に陥ります。
「子犬や子猫を自分の手で処分しなくてはいけない、可哀想で不幸な私」
が嫌なら、避妊するとか飼わないとか
「そんな私を、ヒステリックに攻撃して弱いものいじめする日本社会なんて歪んでるわ」
なら、発表しなきゃいいのに・・・・って思うのは、私だけだろうか。
ところで↑の無料のサイトの下の方にあった、中島梓さんのコメントに失望。
「匿名での(メールや電話での)抗議は言論の自由を侵す」
そうなのかなぁ?
自由の定義って難しいなぁ・・・・。
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コメント
立ち読みしてね、頭に来たから買わずに帰ってきた。結局、私は「殺したくて殺してるワケじゃない。それ相当の苦しみを持って殺さざるを得ないから殺してる」って言い訳じゃん。あれじゃ。でもさ。子供を作る事は“猫の生”でOKなのに生まれた子を親猫からもぎ取って殺傷するのは“猫の生”の立場じゃなく“人間の立場として”と言うのが私には理解が出来ないよ。この人、歳の離れたフランス人の恋人を追ってタヒチで暮らすようになったんでしょ? 私には本当に何かを心から愛した事の無い人に思えて仕方ないけどねぇ。
偏っていて哀れな人。
投稿: ゆみの | 2006.09.10 17:44
中島梓のコラム、つまらないからいつも黙殺してたけど、今回は反論するべく、ン十年購読している東京新聞に投書しましたとも!
この人、自分は有名人でお金を貰って書く場所を与えられているから「偉い」と錯覚してしまったのかしら。傲慢でイヤな文章だね!
投稿: スタルカ | 2006.09.10 23:18
>ゆみのさん
実は、私も女性週刊誌買うつもりで立ち読みして買う気をなくしてしまいました。
なので、今回は、買ってから家でじっくり読みました。
何度読んでも、気が遠くなりそうです。
猫に話しかけたほうがよっぽどマシ。
>スタルカさん
「中島梓も私の中で終わったな」って・・・。
ここまでズレた文章をよく書けるものだと思ってしまいました。
小説のほうも随分読んだけれど、もう、いいやって感じでしょうか。
投稿: お局様 | 2006.09.11 21:32