パワースポット
ご隠居様に教えていただき、大手町まで移動。
地上に出ると、今にも降り出しそうな曇り空。
それにしても「suika」が導入されてから、移動のスムーズなこと。
今までは、地下鉄の路線図が読めず、切符を買うのも一苦労だったことを考えればチャージさえ忘れなければ(今のところ)トラブルなし。
世が世なら近寄ることも許されない場所へ、堂々と、しかも入場無料で入ることの出来る平和な時代に感謝しつつ大手門をくぐる。
ホンモノよ、本物。
ここであんな話やこんな出来事が繰り広げられたのかと思うと・・・・妄想が膨らんでいきます。
さて、本日の目的は「三の丸尚蔵館」(こちら)である。あら、意外と小さい・・・・?
現在の展示は「帝室技芸員と1900年 パリ万国博覧会」
展示品もさることながら、ワタクシ、展示会場のすみっこにいらっしゃる、おじいさま方に目が釘付け。
普通の美術館であれば、女性が退屈そうに無言で座っているというのに
「俺の目が黒いうちは皇室の至宝に指1本触らせるわけにはいかんっ!」
と、気合充分で、鑑賞者が必要以上に展示作品に近寄ると、前に前にとでて来られておりました。
それにしても良いものが展示されておりました。
ここで伊藤若沖の画集を買う。この旅行中、食費と旅費以外で一番高価でごさいました。1200円なり。
そこを出て、道なりに進むと休憩所の案内。
どれどれ、面白いものがあるか知らん?
と売店の奥に発見!
同じように「あらー♪」なんて言われるどこぞの上品な奥様と目と目で会話してしまう。
さて、思ったより時間が余ったので、この辺に攻略場所はないかしらん?
と思いつつ、三の丸尚蔵館に置いてあった無料の案内図を見る。
うーん、私の関心を惹くのは
「東京国立近代美術館・工芸館」か
なんたって、レトロな外観!いや、本物だ!
目的地が決まったので、皇居東御苑を突っ切る・・・が
こんな画像を撮影している間に、天守閣跡に登頂してしまった。
うひゃー、とっても気持ちがいい。
江戸城、さすがのパワースポットだわね~。
江戸城のミステリーやななんかを持って行っておけばと悔やまれる。
(そして、寝る前に読んで楽しむ)
たとえば
「お江戸の意外な生活事情
」
や
「東京で江戸の時代を見つける方法」
などなど。
でも、あそこもここも見損ねたと思うとくやちい・・・(ノ∀`) アチャー
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コメント
私が入った門は北桔橋門でした。
あそこはなんだか異空間な感じがします。
でも、もいっかい行ってみたいわ。
投稿: タイピィ | 2008.10.29 19:54
今回も充実した旅でしたね。
私は神田の生まれなので天下祭といわれた神田祭が戦前の面影を辛うじて保っていた(と思う)昭和20年代の最後の歳までお神輿を担いでました。
“江戸城”では当時の建築物を何か残してほしかったなあ。現在残っている各地の城でも天守閣はあっても御殿などの居住部分は殆ど残されてないのが残念です。
お土産に頂いた「時代小説で歩く江戸の下町」は最近類似の本が随分出ているけどこれもまた面白かったです。
「江戸東京博物館」はご覧になったかな?
まだでしたら、次の機会にどうぞお立ち寄りを(^。^)
投稿: 葛西の隠居 | 2008.10.31 12:27
>タイピィさん
そうそう、なんだか「お城」といより「神域」って感じ。とっても不思議な場所ですね。
もっと天気のいい日にスニーカーでゆっくり歩いてみたいわぁ
>葛西のご隠居様
本当に、もっといろんな建物が残ってると楽しいんですけれどねぇ。
ちょっとした知識があると、楽しい場所ですよね。
私が行ったときは「歴史同好会」みたいにグループの人が楽しいお話をしていました。
あと、天守閣跡のベンチで読書をしている外国人の方もいて、いいなぁ~と横目で見ながら下山しました。
投稿: お局様 | 2008.11.03 10:31