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2010.10.04

映画・ネコを探して

広島には「シネツイン」「サロンシネマ」(サイトはこちら)という系列の映画館があって、それはもう、マニアックな上映をするのだけれど、だいたい上映期間が短く2週間くらいで打ち切りになったり、かと思うとロングラン上映だったり。
なので、行けなくなった時のことを考えると前売り券がなかなか買えないのよね。
この映画もギリギリまで待って前売り券を購入して、一日二回の上映時間を確認していたのに、今週になって一日一回に変更。
シビアだわ~(@_@;)

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ソ連の圧力で36年間、封印されてた「樺太1945年夏 氷雪の門」が好評な模様。

ミリアム・トネロット監督
「ネコを探して」(サイトはこちら)

上映時間に合わせて映画館に着くと、意外と男性率高し。
奥様に連れてこられたっぽいヒトもいるけれど男性単独のヒトも。
ネコ好きなのか、ドキュメンタリー好きなのかな?

いなくなった「クロ」を探して過去と現代をアニメーションで繋いで構成されたドキュメンタリー映画。
この監督が日本でタマ駅長を取材しているのは結構取り上げられていたから、どういう演出にするのか楽しみだった。
でも可愛いポスターからはちょっと想像できない硬派なドキュメンタリー。
うーん、日本の「ネコっかわいがり」はそんなに異常なのか。
日本のネコは「可愛がられること」が仕事っていうわけにはいかないのかしら?

映画のパンフレットも買ったけれど、ステキなネコ写真集の様で残念。

以下、ネタバレになるかもなのでご注意。

映画の最初の章は
「水俣病と猫」
この公害が一番最初に発現したのは猫の行動異常や神経症状だった。

ベリーが癲癇の発作を起こし始めたとき、昔昔に見た水俣病の特集番組に出てきた「同じところをぐるぐる回る猫」の映像がフラッシュバックした。
だから、今のかかりつけの獣医さんに
「水俣病を連想するんですが、何かの中毒とか考えられますか」
というようなことを聞いたくらい衝撃的な映像だった。
ベリーの発作が出る前から通院して、検査もしていたので否定されたけど。
おそらく、その特集を見たのは小学生か中学生だったと思うから、15年くらい経っていたはず。
この映画でも、古い記録フィルムから何匹もの猫が「発作」で苦しんでいるのを見て、そのあと人間にも同じ事が起こり、差別や偏見、利害の絡んだ争いに至る事を丁寧に描いていた。
この公害の否定や認定のために実験されたり解剖されたりした猫は数万匹だそうだ。
原因を解明(被害者側)、もしくは否認(国や会社)するためだけに。
治療のために、ではないんだな、と。

この章の後ではどんなにステキな猫たちが出てきても霞んでしまった。

ちょっと覚悟のいるドキュメンタリー映画だった。

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