3月11日のこと
3月14日が父の一周忌なのだけれど広島県と島根県の分水嶺と言われる飯石郡にある田舎にすでに家は無く(農道になってしまった)お墓しかない。
でもって、母は一周忌法要を田舎の菩提寺で行うことを希望。
しかし、この冬の豪雪は半端じゃなくて関連サイトを見ても、親戚からの情報でも
「54号線はいいけど、外れたら積雪1メートル」・・・・。
アタシの車のタイヤ、ノーマルなんだけど・・・。
兄や弟と相談した結果、3月11日には私が母を連れて田舎に帰る。子供の卒園式と役員引継ぎを終わらせてから弟夫婦は出発、宿に21時頃到着するという。
54号線沿いに「憩いの郷 衣掛」という宿泊施設があるので、そこで前泊して3月12日の法要にはスタッドレスタイヤにしている弟の車に乗り換えて、お墓に行こうということで話がまとまった。
で、その「憩いの郷 衣掛」のHPをみたらその日だけ満室。
慌てて電話すると、HPに掲載していない和室8畳がひと部屋だけ空いているというので、そこを押さえる。
別の部屋が空いたらひと部屋を優先で回して回してもらうように依頼。
弟夫婦に2人の幼児はにぎやかな盛りなんだもん。
さて、当日、母を迎えに行くと三次市の辺りがすごく降っているのをテレビで見たという。
ドキドキしながら出発。
途中「こないだテレビで、子供を連れて来たら、帰らないって言うくらい面白い道の駅があるらしい」と母が孫を連れてきたがっていた 「道の駅 湖畔の里 福富」(サイトはこちら)に寄り道。
確かに、そこいらの公園よりたくさんの遊具があって楽しそうだ。
「孫をゲームセンターに連れて行くとたくさんお金もかかるが、ここなら1日遊ばせてうどんでも食べて帰れば安上がり♪」
という母のために、事務所で「ここに公共交通機関で来るにはどうしたらいいんでしょうか」と問い合わせる。
どうやら広島バスセンターから高速バスに乗ってさらに乗り換えて一番近いバス停から徒歩10分だって。
そら、6歳児と3歳児をバスで連れて来るのは無理っしょっ。
と諦めさせる。
でも、広くて気持ちのいい場所でしたよ。野菜市の種類も豊富だったし。
そこからさらに北上して三次市を抜けて県境付近になると、道の両側に雪~。温度も下がり、ずっと上り坂だから車も不機嫌になる。
県境に近づくにつれて、道路わきの雪が増えていく。除雪車で除けたものが積み重なり溶けにくくなったんだろうなーの状態から、見渡す限り畑に雪、日の当たらない山肌にも雪。
ありがたいことに、54号線はしっかり乾いていてノーマルタイヤでも問題なし。
宿に着いたのが2時45分くらいで、フロントでキーはくれたけれど、部屋に入るのは3時からにしてくださいというので、向かい側の「道の駅 赤来高原」(ご案内はこちら)に入って時間潰していると、テレビがなんかうるさい?
その場にいた人がみな、テレビに釘付けになっていた。
3時になって部屋に入ってテレビをつけると、全局(といっても島根県はNHK2局+民放3局)すべて津波の映像。
母と一緒にただただ、見入るしかなかった。
夜、弟たちがやってきた。
一日中、動いていたので地震のことはほとんど知らずテレビを見て呆然としている。
宿のお風呂の時間が迫っていたのでお風呂に入らせ、子供を寝かしつけ、オトナは少し語り合って就寝。
その間にmixiで猫友さんの無事を確認できたので安心して眠りにつくことが出来た。
3月11日・・・・ワタクシ、お誕生日でしたの。
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