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2011.12.25

しじみ君騒動記(12/26追記あり)

この秋、実家の猫「しじみ」7歳去勢済オスの記録です。
私は車で1時間ほど離れたところに住んでいるので、記録といっても実際に通院していた母からの聞きかじりなので正確さには欠けるかと思います。

怪我の原因ははっきりしないのだけれど、後ろ足で首を掻いたときに傷を作って、そこからバイ菌が入って皮膚のほうが先に治癒して閉じてしまいその下で化膿して皮膚組織が壊死したものと見られます。

2011年09月18日
一ヵ月半ぶりくらい実家に行く。
その間に、私の車が会社の駐車場で交通事故の巻き添えを食って、事故処理と廃車→代車1(普通車)→代車2(軽)とコロコロと車が変わって疲れ果てていたのと、実家への道が狭くて代車を傷つけるのが怖かったので。
さて、この日は、朝イチでほたるを皮下輸液に連れて行って、お昼から実家へ。
実家に着いて座る間もなく、母から
「しじみ、ちょっと見てよ」
と言われる。
母の寝室に引きこもってるっていうから見に行くと、キャビネットの辺りに置いてあるタオルや洗濯物に血痕・・・?
「なーん」
といかにも弱った様子のしじみ
「んー?」
見ると向かって左側の首の横の皮膚が、直径3センチ位丸く無くなっていて、その下の筋肉組織とかが丸見えになっていました。
なんでも、1日位前にずるっと取れたのだとか。
その時点で連絡寄こせよ~母~

と、とにかく病院~、
でもって日曜日の午後開いてる病院~、
そうだ!
日曜日の午後やってる病院は一軒だけ心当たりあった。
以前、セカンドオピニオンしてもらったこの病院。ここは日曜日午後からの診察なのだ~。
母をせきたてて、しじみをキャリーバックに突っ込んですぐに出発。
しかし、この代車にはカーナビがない。
方向音痴の私は、自宅からの道しか覚えてない。なので遠回りだけど道のわかる所まで行ってから病院に行く。
所要時間1時間半。
この日の午後、6時間のうち4時間半は広島市内を縦、横、斜め、と縦断して運転してました。
しじみは、母からの呼びかけにか弱く返事するのみ。
幸い、待ち時間も無く診察室に入り診察を受ける。
ただし、ここはあまりに遠いので、2日後(翌日の月曜日が祝日でかかりつけの病院が開いていないので)かかりつけの病院に通院することを伝えて応急処置してもらう。
「毎日お薬を飲ませるのと二週間効果の続く抗生物質の注射(4000円)どっちがいいですか?」
と聞かれ、注射にしてもらう。
しじみは薬剤の染みたガーゼと包帯で首周りを保護してもらい、帰宅。
途中のホームセンターで10枚98円のクリアファイルを買い、私はもうクタクタ。
クリアファイルでエリザベスカラーを作り(軽くて調整が利きやすくて便利なのだ)、他の猫たちからシャーシャー威嚇されている割に、行きのしおらしさはどこへやら元気で食欲もあるしじみ。
今までの食欲不振を取り返す勢いでがっつく。
そこへ自分達と同じものなのに別皿にしただけで「しじみのほうが美味しいものを貰ったに違いない」と思い込んだほかの猫たちの攻撃も加わり、てんやわんや。
え?
しじみに打ったのは「抗生物質」の筈なんだが・・・?
「元気が出る薬」ではないはず・・・?

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9/18帰宅直後のしじみ。
傷口の画像は撮影できませんでした。やっぱりそれなりに動揺していたらしい私。

母には、とにかく、明後日、かかりつけの病院に連れて行くように念を押す。


2011年9月20日
台風直撃の中、JRにて一駅のかかりつけ病院に連れて行く。
かかりつけといっても、しじみにとっては去勢手術以来、7年ぶり。
傷の様子を撮影し、今後の治療方針を話し合う。

1・手術をする(6万円から10万円くらい)
2・時間はかかるが地道に通院させる。当面は毎日必要。

母は年金生活なので、とにかく出費を抑えたいと「2」を選択する。

これ以降、雨の日も風の日もJRにて通院生活。
行く度に最初に撮影した画像と傷口を見比べたあと、消毒、包帯しておしまい。
人間は片道一駅180円だけど、キャリーバックに入れた猫は手回り品として270円追加。
通院が続くと、駅員さんは母の姿が見えると手回り切符を先に用意するほどになったそう。
また、猫好きな人がいろいろ声をかけて話し込んだりするとか。

2011年10月8日
父の墓参りに母を連れて行く。
帰りしじみをパチリ

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クリアファイルのエリザベスカラーは近所の人が
「あまりにみすぼらしくて可愛そう」
と犬用のエリザベスカラーを下さったそう。
いや、重たいと思うんだが・・・(@_@;)
傷口に当たるし~。

また、かかりつけの先生も知恵を絞ってくださいます。

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傷口を保護できるように包帯も色々変化しています。
また、クリアファイルを輪にして首周りを保護するというアイディアを母が考案。
後ろ足で首を掻くと、くるくる回るクリアファイル・・・その様子は、お経が書いてあればチベット仏教の「マニ車」のようでした。

結局、傷の治りが悪いため、傷のふちを縫う手術を決行。
上は手術後、引き取りに行った時、看護士さんが
「お耳出してみました(はあと)」の残骸


抜糸後はぐんぐん治癒も早くなりました。

2011年10月23日
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しじみに、ダックスフンド用のパーカーをプレゼント。
今までの経緯から見て、パーカータイプなら傷口の保護に役に立ちそうだったので。

2011年11月12日
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母、孫の乳児服のリメイクに目覚める

2011年12月4日
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母、リメイクに飽きてくる・・・。

この頃には傷口の上に皮膚が再生し、毛も生え揃い見掛けからは怪我した場所も判らなくなっていました。

よって、完治といたしました。
でも、洋服は「気温の変化で傷を掻き崩す(人間もそうだけれど気温の変化で痒くなる)予防になると思います」と先生のお墨付きを頂いたのでまだ着ています。
近所のおばちゃんのアイドル化しているそうです(*^_^*)

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コメント

お局様様、こちらでは初めましてです。ひと月前はありがとうございました。

さて、しじみくん…。
とても大変だったこととは思いますが、か、か、かわい面白過ぎます…。とくに赤ちゃん用のお洋服の写真が…。
これはアイドルになって然るべき。でしょう…。

投稿: かえる | 2011.12.26 00:09

>かえるさん
こんにちは(*^_^*)ちびちゃんは凶暴ですか~?
本当に、自分の目の届くところにいる猫さんならともかく、母の遠隔操縦とか大変ですよねぇ~。
孫(私にとっては姪)の乳児服はまだだいぶんストックがあるようなので、次に行くときに何がどうなっているのか楽しみのような、怖いような気持ちで一杯です~。

投稿: お局様 | 2011.12.26 22:09

この記事へのコメントは終了しました。

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